複式簿記が分からない人はこちらで確認してください!

個人事業主として今年が事業を始めてみました。という方は、事業開始に当たって次の書類を税務署に届け出たと思います。

  • 個人事業主開業届出
  • 青色申告申請書

さて、次にみなさんが取りかかる作業は「領収書集め」であることは理解できると思いますが、実務的に次のステップでつまずく人が多く「どうしたらいいの??」とご相談を受けることが多いです。

それは、「複式簿記」で帳簿をつけるってどういうこと??という質問です。

複式簿記を簡単に説明すると

複式簿記についてきちんと学ぼうとすると、「簿記3級を学習してください」となりますが、個人事業主の皆さんはそんな時間ありませんよね。

そんなみなさんに覚えてほしいことは2つだけです。よほど難しい事業を行ってない限り、90%の方は次の2つを理解することで複式簿記を学べます。ですので、これだけを覚えてください。

売上について

事業主として一番嬉しいことは「売上」を計上することですよね。事業をスタートしたときにはなかなか売上げが立たない時期もあるかと思いますが、お客様に自分商品が売れたときにはとても嬉しいことだと思います!

「売上」について複式簿記で記録するときは、売上の代金を「何で回収したか」を記録しておいてください。

例えば現金で回収したら「現金」、振込で預金として受け取っておいたら「預金」で良いです。

これだけの情報ならexcelで簡単に集計できますよね!はい、これで「売上」に関する複式簿記はこれだけです。

経費について

次は経費についての複式簿記です。

まず、経費を分類しましょう!大まかな分類は次のとおりですが、雑費の金額が大きくなりそうなときは、独立した分類を作成してオーケーです!

  • 旅費交通費
  • 接待交際費
  • 消耗品費
  • 通信費
  • 雑費(上記以外)

そして、それぞれを「何で支払ったか」を記録しておいてください。

例えば、「現金」「振込」「電子マネー」「クレジットカード」などの情報ですね。

excelが得意な方なら簡単に集計できるのではないでしょうか??

複式簿記終わりです

ここまで説明すると、だいたい次の質問がこうです。「売上と経費について、何で回収もしくは支払ったかは記録できた、次は複式簿記について教えてください」です。

はい、実はこれで複式簿記は終わりなんですよね。小難しく考えるととても理解しにくいのですが、複式簿記は「複数の情報で、帳簿を記入する」と理解してもらえれば大丈夫です!

ここで言う「複数の情報」は経費で言えば、「何で支払ったか」の情報ですね。ここで、みなさんに質問です。

交際費として3,000円支払った

という情報と

交際費としてクレジットカードで3,000円支払った

という情報はどちらが複数の情報がありますか??もちろん「クレジットカードで」という方が情報が複数ありますよね。

この複数の情報を加えることができたら複式簿記は終わりです。年末調整の時期までに、ここまでの情報を整理できてるかどうかで、年末調整の時間がぐっと省略できますし、例えば年末調整の作業を税理士にお願いする場合も、作業を大幅に短縮することができます。

年末調整で困らないために

年末調整の時期によく聞く言葉第一位は「毎月、領収書を整理しておけば良かった。。」です!

これは、私が毎年多くの年末調整をお手伝いしている皆さんから聞く言葉です(笑)

複式簿記と聞いて、アレルギー反応が出てしまう皆さん、複式簿記は「家計簿に情報を加える程度」で出来ますし、何より経費を整えることで税金の支払いを圧縮できます。

毎月の経費をまとめる作業に2時間がかかったとして、その結果2万円の節税が出来たら、時給いくらの作業になるかわかりますか??

答えは時給一万円です!!

しかし、実際は領収書を整理するのが面倒と思って、時給一万円の作業をためてしまう人がほとんどが多いですね。

何ともったいない。どんなに有料の求人情報を探したってそんな高単価のバイトはないですよ!

年末調整に向けて高単価のバイトを是非やってみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA